2008-01-01から1年間の記事一覧

今日は

終日Chong-Kimの書き換え作業。ごちゃごちゃと思われたものが散逸関数を導入するとだいぶすっきりした。Generalized Green-Kubo公式が得られ、それはfreely coolingとは全く違う形になった。しかしまだ初期条件依存性が気になる。

昨日

投稿した論文はここ。

来年への宿題

は、申請書類1、自分の論文に向けてのノートのtex化(予定が大幅に遅れているだけでなく、先行きが不透明になってきた)、西野君の論文その2を書くこと、それから本の一部の原稿を頼まれているからそれもしないといけない。目下のところ7,8月の滞在型の準…

この1年

は、もう一つ波に乗り切れなかった印象がある。大槻君との仕事がなかなか出版できないせいかもしれない。何れも非常に良い仕事だと思うが、評価はもう一つである。西野君の論文が出版されたのは目出度いが、彼も物理を止めてしまうのは痛い。 海外出張3つ(…

年末

に論文を投稿した。國仲君との共同研究によるナノクラスターの衝突シミュレーションの話である。元は2005年くらいにやっていた古い題材だが、レターの改訂をしないままここに至った。(因みに没になったレターはPTP Supplementから出版予定)。勿論、主眼も…

国仲君

と共著の衝突の論文の原稿書きの最終段階である。時間がかかり過ぎた感もあるが、それなりに良い結果がまとまりつつある。シミュレーション結果を説明する現象論もある程度載せたが、微妙に説明しきれていない所に不満が残る。

学位論文

公聴会が行われた。モデルやMCTの位置付けの質問の応対にやや手間取ったものの、専門的な質問は問題なく返答し、うまく切り抜けたと思う。昨日のように沢山の公聴会が設定されていなかったこともあって、審査委員も多数の質問をし、それなりに満足して頂けた…

学位公聴会

今日は朝から晩まで4つあった。だんだん麻痺してくる。明日は西野君の公聴会。

会議

ではかなり重要なことが決まったような気がする。相手があってのことだからどうなるか分からないけど。

分子研

に訪問して、鄭さんと議論。最近出たChong-Kim論文への粉体への適用や、そのものの具体的解析をどう進めるか等。Chong-Kim論文は、近似を含まない解析を進めており、長距離相関やロングタイムテールも議論できる優れものである。決して(密度のクロージャーの…

坂田・早川レクチャー

(日曜)に参加して来た。昨年は理事会のために参加できなかった。今年のレクチャラーは丹生潔先生で(世界で始めてチャームを観測した)幻のノーベル賞と銘打っていた。講演会は大阪府教育委員会の方がインタビュアーになり、それに先生が答えるという形で行…

研究

はSLLODでも良さそうな気分の一日。粘性力からストレステンソルは出ることを確認したが符号が何故か反対だ。結局は簡単な計算なのに、理由は分からない。ということで月曜に分子研に行って鄭さんと議論をする。日曜は坂田・早川レクチャーに出席予定。

Kadanoff-Baym法

を使って1次元のQGPの熱化を議論する話を教えて頂きつつ議論。非平衡物理の王道を行っているような話で非常に面白かった。

プラズマ・核融合学会

の特集号「我が国における核融合の歴史と将来展望」が何故か届く。送って頂いた方に感謝。面白い。

原子核

の人が訪ねて来て、ひとしきり議論。明日も続きがある。

練習

は終了。あの手の話はなかなか発表テクが難しい。

再投稿

完了。これですんなり通って欲しい。臨界点からずれているところで有効なスケーリングが臨界点近傍ではボロボロになっている図(論文では不掲載)と粘性率がpoint Jで発散する図は説得力があると思う。

ノーベルチョコ

を昨日頂いた。まだ食べていない。

西野君

の論文が出版された(ここ)。学位公聴会の直前練習の前日の出版で目出度い。学位論文の長さの割に出版論文は短いな。 Otuki-Hayakawa(long-range correlation)はこっそり改訂を済ました。シミュレーションでΦ=0.50までやったので説得力が増したと思う。ジャ…

午前

はHutさんを囲んでGCOE評価の進め方を議論。午後は協議員会議と所員会議、その後に益川さんの祝賀パーティーの招待客の打ち合わせ。それが終わってからM1の指導。M1もそろそろ研究モードに入る必要がある。

西野君

の学位論文を提出。審査委員も決まって公聴会の日程もほぼ決まる。年内に他に4人の審査に関わるが何れも同じ日が予定されている。やれやれ。

大槻君

の後任を採りたいと思っている。公募は2口あってこれとこれ。それぞれ待遇と〆切が微妙に違うので注意が必要です。心当たりのある関係者は有資格者に応募を勧めて下さい。異分野からの応募も歓迎します。

Rosinbergさん

が訪問してひとしきり議論した後のセミナー。日仏セミナーで急遽代理で話して頂いた方だが、京都にいるので話をお願いした。あのときはよくフォローできなかったが今回はクリアに分かった。スピン系になってしまっているのは不満にせよ、見事な解析と言う他…

午前は

平野さんの講義に出席。面白い。こっち方向の研究もやりたいのだけど手が回らないし知識も頭も足りない。午後も出たかったけど、昼食時に会議、午後に客人があったのでやむなく欠席。

波多野さん

のJPSJ論文(J. Phys. Soc. Jpn. 77 (2008) 123002)に対するNews and Commentsが出ている(ここ)。英語がこのくらい出来ると良いのだが、勿論プロが手を加えている。

Israleachivili

の話を聴きに行くつもりでregistrationまでしていたが、平野さんの講義とセミナーがあると聞き、急遽予定を変更して平野さんの話を聴いた。(グループミーティングで遅れたため最後の方しか聴けなかった講義はともかく)セミナーは非常に面白かった。衝突し…

レフェリー

を一つ仕上げて、原稿の手直しをして、書評を書き上げる。手抜きの書評であるが、一々記録を取っていないので何を読んだか忘れてしまった。1. ディビッド・キーズ「西暦535年の大噴火―人類滅亡の危機をどう切り抜けたか」(文藝春秋社) 2. 高橋正樹「破局…

西野さん

と議論。なるほど、そらそうだな。ストーリー的には非常にクリアになった。算数的には大変だろう。しかし彼がいる間に何とかしたいものだ。その前にこの間の学会での話を論文にしないといけない。

物理学会誌

にこの本の書評が出ている。例年通りみすずの書評依頼が届く。話題の本が届く。有難いことである。

東京から

客人。Jarzynski等のexchange Fluctuation theoremについて。これは妙な式である。