2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

午前

は北さんに昨日のセミナーでの基礎知識に関するミニ講義をして頂く。Lunch meetingの後、福嶋さんのコロキウムがあったが難しかった。

北大

の北さんをお招きしてKeldysh Green関数の導入と非平衡統計力学への応用の講演をして貰う。古典極限でBoltzmann方程式が出るので、その程度の非平衡現象は扱うことが出来る。Quantum Fluctuation Theoremの導出にも用いられており、非平衡研究者は標準装備す…

大槻君

とのロングテールの論文の初稿が出来る。もっともいろいろ迷った末にレターにすることにしたために圧縮作業が必要である。

サイエンス社

から「はじめて学ぶ熱・波動・光」という本が贈られてきた。これは私が撮ったボルツマンの写真を本の中で使っているからである。しかしこの本で初めて学んだことは「美味んぼ」の原作者で知られる雁屋哲が東大教養学部基礎科学科で物理を学び、未だに著者の…

どうも

金曜の話は(いつものことだが)楽観的過ぎたようだ。和田君の計算によるともっと微妙な問題が絡んでいるし、結果も非自明であるとのこと。箸休めどころではないちゃんとした問題である。

後藤正治

の「ベラ・チャスラフスカ」を読了。言うまでもなく東京とメキシコの両五輪体操を連覇した名花であるチャスラフスカの一生を「プラハの春」や東側開放後の彼女の息子と前夫の間の不幸な事件による精神病等も含めてレポート。また当時、彼女に関わったラチニ…

箸休め

のつもりで計算をすると予想通りであり、これは論文になる結果。早速和田さんが一般的に計算できることを示す。和田さんの指摘は一昨日の大槻さんのtalkでの計算にも有効である。後は何故これが見えにくいか数値計算を加えて論文を書き上げるとしよう。

雨の中

本部まで会議に行くと気分的に滅入る。

三人寄れば

文殊の知恵、ということで大槻さんと和田さんがいると何でも出来そうな気がする。一人だと無理だから無意識的に封印していたテーマを展開できそうな雰囲気。論文を書くのがネックかもしれない。とりあえず待ち時間の間に一つのテーマで論文をさっさと書けな…

セミナー

渡部さんの「Feschbach分子の生成効率」の関するセミナーは大雑把にはそんなものだろうと思うが、細かいところは勿論良く分からない。しかし理論モデルは(まだarXivにある)Bloch等のレビューを見ても載っていない新しいもののようだ。 その後、大槻さんの…

論文

はここにある。やったことは粉体のLiouville方程式から出発してgeneralized Langevin方程式を導き、更に密度相関の発展方程式を書き下して、更にmode-coupling近似をしたことである。粉体のせん断系でのジャミングとガラス転移の類似性はよく知られているが…

 昨晩

ペレルマンとポアンカレ予想解決に関するテレビドキュメンタリーを見た。ポアンカレ予想そのものの説明はかなり変だったが、ポアンカレ予想に取り付かれた人々の生き様を伝えることには成功していたように思う。

論文を

投稿した。思うところがあって処女論文以来久しぶりにPTPに投稿となった。

Watson

の人種差別発言の問題。彼の著書を少しでも読めば強い優生思想の持ち主であることが分かる。従ってこのような発言は彼の知能の衰えではなく本意が漏れてしまったということに他ならない。優生は未だにタブーであるが、スポーツにおける人種の壁は最早自明で…

フレームの変換

に混乱があった。大槻君に間違いを正して貰った。論文の内容はこれでfixするだろう。来週中に投稿できる筈。

和田さん

のコロキウム。英語がうまいばかりでなく非常に洗練されたプレゼンで、国際会議での有名教授の招待講演のようだった。そのためか概ね他分野の方にも好評。本当はもっと物理的な内容を細かく知りたかったのだが、全分野向けだと仕方がないのかもしれない。 そ…

今日の午前

は研究会に顔を出す筈だったが、急な会議で本部まで行くことになった。先週の話では本部に行かなくて済みそうなのでラッキーと思っていたが、昨日リーダーにばったり会って逃れられなくなり、出席することになった。木曜にまたその会議がある。 土曜の会議の…

気がついていなかったが

今年のIgNobel賞を貰ったのはMahadevanではないか。Illinoisのときに一緒だった。彼はそのときassistant professorだったがtenureを取り損ねた。あれはvisiting professorだったBardenblattの発言が大きくネガティブに作用したのだろう。(何言ってんのこの…

夕方から

10時まで長い会議。

ゲラ刷り

の訂正。結局刷り上り14ページ。改めて式が多いことを再認識。今殆ど書きあがった論文(今はコメント待ち)よりAppendixを入れると少し式が多い。Shearのテールの論文とガラス転移の論文は遅れまくりであるが。

グループミーティング

も和田君に仕切って貰う。堂々としたもの。陣容も整ってきて研究グループっぽくなってきた。ようやく論文等の成果もぼつぼつ出るようになって来たので、これからここ数年の低調ぶりを巻き返さないといけない。

ノーベル賞

は巨大磁気抵抗ですか。

和田君の

原稿に対するコメントを頂く。主として書き方に関することであるが有難いことである。面倒だから形式的な同等性のところで切ったのであるが、当初思っていた以上にこの先は非自明であることが分かってきた。この先のためには構造因子の決定と温度とせん断率…

「マオ」

を読了。(張作霖爆殺がソ連のスパイの仕業とする等)かなり偏った記述だが当たらずといえど遠からず。毛沢東の偏執狂ぶりがよく伝わる。

原稿

を書き進める。既に何人かに原稿を発送した。勘違いがなければよいが。

今日は

jammingの論文の原稿をまとめる。だいぶ形になってきた。とりあえずモデルに依存した具体的な転移の計算は切り離して詳細な定式化をまとめる方針。それについては90%の完成度。実はこの話を一昨日した訳だが、11月の福岡ではこちらの話にするか西野君の話に…

昨日は

COEシンポを聴いた後、ちょっと虚脱状態だった。

夕食

は坂東さんと佐野さん、和田さんと取る。

COEシンポジウム2日目

僕の講演があった。自分の研究の話なのでそれで良いのか分からなかったけど、結構反応があって一安心。続いての佐野さんの話も最新の研究を織り込んでおり面白い講演だった。その後の教育セッションとパネルディスカッションもそれなりに議論があった。昨日…

COEシンポジウム

が開催される。だだっ広い会場で聴衆も全分野にわたり、学部生もいるとあって今一つ講演者がやりにくそうである。明日は僕が発表しないといけないのだが、結構準備が大変である。