2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

午後

は学生の訪問、M1ゼミ、中島君の再投稿原稿の最終チェック、Kumaranとのやり取り等。

は金さんに僕の仕事を紹介。それが終わる頃のちょうどいいタイミングで西野君が現れ、更にテクニカルコメントを頂く。昼飯を一緒に食べて解散。彼の訪問はとりわけ西野君にとって決定的に重要だった。

ということで

更に議論。驚くべきことに金さんは日本語を読め(某有名web日記も時折読むとのことである)、西野君のノートを詳細にチェックして問題点を詳細に指摘してくれた。我々が考えていたMCT方程式の導出という中間的な到着点はもはや不適切で最終ゴールまで行って…

金さん

との議論。3つ程重要な指摘を頂いた。そのうち2つは問題ないが、最後の一つはDas-Mazenkoのcut-offの議論である。真面目に読んでいなかったが彼等の論文では運動量保存からcut-off項が出てnon-ergodic transitionがない。それはMCTの欠点を是正する点で期…

準備

は論文があるので午前で終了。

論文

の公開(arXiv:0706.3956)。Otsuki and Hayakawaとしておかしくない程、大槻さんの寄与は大きかった。こちらは前回の学会で途中経過を報告し、解析計算を一通りしたが、大槻さんは全て計算し直して間違いを訂正し、熱流のごちゃごちゃした計算を完遂した(…

韓国の金さん

を招いて(といっても現在分子研に滞在中)セミナーをして頂く。ガラス転移への場の理論への適用の際にFDRが摂動の各オーダーで成り立っていないということが宮崎さん等によって指摘されたが、それを解決する糸口を与えたのが俗にABLと呼ばれる2006年の論文…

原稿

は脱稿。今日にでも投稿できる。放送大学テキストの増刷に伴う訂正と学会予稿、ソフトマターの要旨を済ます。(午後に投稿した)。

教育再生会議

に生徒時代にオール1を取った先生をメンバーに加えるとのこと。その後、頑張って名大に入って学位を取ったらしいが、そのような特殊な経歴の持ち主をメンバーに加えることで(初等)教育に批判的な意見を出し、教育現場を混乱させるのはいい加減にやめて貰…

論文

の読み合わせ。大槻君と顔を突き合わせて一文一文チェックをした。構成は収束しているし、表現もかなり収束しているので、出張前の投稿が何とか出来る状態か。その後、西野君と議論。符号がおかしい。

講義

はLiouville equationの摂動論による共鳴の出現、散乱理論による極の扱いをした後にPrigogine-Petrosky流にHilbert空間のノルムがゼロになるから複素固有値を導入できるという話をした。そこから運動論の再構成に入る。学生が消化しているかどうかは不明。

中村屋のボース

を一週間かけて読了。蔵本さんの朝日賞のときに大仏次郎論壇賞を受けた作品でそのときから読みたいと思っていた。若き日のボースは爆弾テロ等を実行するインド独立運動の闘士であったが日本に亡命。そこで匿われた場所は新宿中村屋の当主の屋敷の一角であっ…

午前

は小学校で山岡亮平さんの蟻の話があったので子供と一緒に聞きに行く。子供にも面白い話だったが、我々が蟻を研究対象としたとき何をすれば良いのかということをイメージしながら聞いていた。 午後は論文の推敲。内容はほぼ固まったので後は英語だけ。イタリ…

國仲君

を呼んで投稿間近の論文の詰めとモード解析に向けての議論をした後に彼にセミナーをして貰う。セミナーの受けはもうちょっとだったかな。粒子数が少ないので必然的に揺らぎが大きい。それより揺らぎの定理が成り立っていないのはミクロとマクロの分離が成り…

原稿書き

というか修正。後期過程でうまくいくという理由がちょっと弱い。それは温度がt^{-d/2}となるのと同じ理由なんだけど。

 昨日

は一年ぶりに大阪に行く。

開校記念日

ということで授業はなし。主に原稿の手直しとそれに関連した文献の検索及び内容のチェック。

2009年の滞在型研究会

についての長い議論があった。とりあえずの合意に達して一安心。全部仕切るには完全に力不足、人脈不足、構想不足、経験不足なのである程度明確なビジョンを持った人々の手助けが必要である。

論文原稿

の手直し。思ったより大幅な手直しになった。まだ計算のチェックに至っていない。

Cooling

のテールの初稿ができてくる。実は1年程前にやっていた異常衝突をまとめた論文も投稿間近である。

どうも

しっくりこない。近似と整合する点では何の問題もないのだが、論理的必然かと言われると不安になる。

レフェリー

を済ます。こればっかりだと思うが、この論文は結構面白かった。

某国

の雑誌のレフェリーがまだ残っていることは把握していたが、某国の研究プロポーザルのレフェリーをすっかり忘れていた。日本のみたいに評点をつけるのだったら簡単なのだが、これは何をどう判断してどう書いたらいいのか分からない。結局、適当に書いて送る…

Petrosky氏

から以前の質問に対する回答が返ってきたが、まだしっくりこない。

結局のところ

ノイズはそんなに重要ではなく同時刻相関も流体ベースで計算可能なことが分かった。後は計算するだけ(の筈)。剪断流の時間相関と空間相関を一挙に論じておこう。

粉体ガス

のFluctuating hydrodynamicsは改めてチェックするとやはり問題がある。単なる方便と思うかノイズを消して考えるか。

会議

の合間に西野君と中島君と議論。西野君はまだABLをそのまま利用しているところがある。

授業

は射影演算子法を用いてgeneralized Langevin方程式を導くところ。来週は創立記念日でお休み。今日から改修のために講義室が変わったが人数には大きな変化はない。

Kimさん

に連絡を取って6月27日にセミナーをして貰うことになった。その前後3日間程滞在して頂いて我々の計算の問題点を洗い出してMCTの理解を深める予定。

 レフェリー

を3つ済ます。後一つになったがまだ見てない。