2005-01-01から1年間の記事一覧

帰省

妻が昨日から発病ということで子供2人を連れて名古屋へ。在来線を使って浮いたお金で本を買う。私はダイヤモンドの「文明の崩壊」を選ぶ。前著の続きといった趣である。今回は接続が悪く米原で電車を待っているのが寒かった。

衝突

の際に少数多体系ではe>1のイベントが有限の確率で生じ、それが揺らぎの定理と関係があるだろうと書いたが、定量的関係は分かっていない。定性的なことで言えばエントロピー生成が負であれば粘性パラメータが負になってはねかえり係数が1を越すのだが、現時…

ついで

に学問の系譜で書いた非平衡のレビューをアップしておこう。

きっこのブログ

というのを立花隆経由で知ったのは一週間程前。耐震偽装事件では有名なサイトらしい。何せろくに検査をしないイーホームズ社の公式ホームページからもリンクされている。今回は狂牛病の話。フィギアスケートの代表選考に関する疑惑(というか文句)等毎回勝…

齋藤君

との議論。シングルミニマムなのでポテンシャル描像は完璧ではない。従って流体方程式系のシミュレーションをやって様子を見ている。コードは安定に動くようだ。

無矛盾

ということで決着がついたようだ。つまらん。一様剪断流の結果はすっきりしたので、これを非一様にどう繋げるかということか。

yuragi

がようやく復旧する。レフェリーの依頼が来ていた。

捏造

が止まらない。黄教授の件は悪質であるが、日本でも阪大の学部生や東大の先生も含めて今年、捏造が多々明らかにされてきた。圧倒的に医学生理学分野が多いが、物理学においてもシェーンの捏造は記憶に新しいところである。(最近やっとNHKの番組を見ることが…

筑紫哲也

の図書での連載「緩急自在のすすめ」はなかなか面白い。今月号は長寿と「人間の豊かさ」についてであった。そこでも沖縄の男の平均寿命が急激に落ちているというよく知られた統計事実から何が長寿にとって重要であるかを鮮やかに抜き出している。筑紫のテレ…

今年最後の会議

があった。物理工学科の人向けに基礎論B(初等電磁気)を来年どうするかというもの。基本的に物理工学科では従来通りで問題はなく、やや教える内容を減らし丁寧に説明するという結論になった。しかし2006年問題を踏まえると基礎論が最後の物理になる学生向け…

名大

のアフォーマティブアクションには賛成できない。そもそも大学院生に女性があまりいないのに女性の採用を優先し、目標の数値迄女性教員を増やそうというのは思い切り男女差別である。目標の数値を設定するというのはいかにも官僚の好みそうなプランだが、能…

Santos

等の論文の検討に入る。面白いのはストレス(ノーマルとシア)と圧力で閉じた方程式系が得られること。不思議なのはBagnold scalingが成り立たないこと。非常に簡単な計算しかしていないのに実に不思議だ。因みに一様剪断流なので非一様だからBagnoldではな…

物理学会の宿泊案内

がオープンされていたので早速予約する。結果はまだ分からないが、青森の時みたいに宿がないから発表・参加をキャンセルということはなくてよいようだ。

ASEP

の計算を少々。光藤君に渡す。極めて単純化した計算だが、設定も単純なのでそれほど外れていないと思う。

中島セミナー

はだいぶ時間がかかった。もうちょっと丁寧な本を下敷きにして話をしたのでセミナーの体裁はなしていた。

 國仲君

の東京での話を聞く。

Mail address

はとりあえずphys.h.kyoto-u.ac.jpに移す。yuragiは段階的に廃棄かな。

ビアトール教会

のクリスマスミサに行く。

学問の系譜

の原稿をやっと書き上げる。

大掃除

の最中だがyuragiが死んでいることが判明。暫くはyahooを使ってしのぐしかない。

ホームページ

のマシンの情報が全部飛んでしまったようである。

堂寺さん

のセミナー。彼の使っているマックのコネクターがなくて開始が遅れた。格子モデルによるブロック共重合体のシミュレーションと平均場近似による解析。確かに僕の知らないフェーズもあった。準結晶構造が現れるのは驚きであるが、昔準結晶を研究していて、今…

レフェリー

のレポートを書き上げて送る。年内は終了かな。まあ今日送ったのを含めて4つは第二ラウンドに行きそうだ。

占部さん

の予備審査?が行われる。4時間強のセミナーで終わる。課題は一杯出たが、特に波乱もなかった。それよりもなんとかここまでこぎつけたことが凄いことだと思う。後は体調を崩さずに手直しをしていけば何とかなるだろう。

名古屋

は記録的積雪らしい。昨日もそこそこ降っていたが積雪は殆どなく、たいしたことはなかった。新幹線の遅れも15分程度。今日移動だったら大変だった。京都の雪はちょっとだけだったが、それでも2コマ目の授業の出足は極めて悪かった。遅れてくる学生が多く、…

鶴田さん

が同宿であったのでいろいろ話をした。彼女は大昔に単身渡米し、モンタナのテニアを取ったことで、かなり前にマスコミに取り上げられたこともある。彼女自身も自叙伝を依頼されたが多忙につき本を書かないうちに沙汰やみになった話も語ってくれた。多分本を…

坂田、早川記念レクチャー

は盛況であった。杉本さんは宇宙やGRAPEの話だけではなく、より一般的な話もうまく織り混ぜていた。(高校生等の)質問に対する答え方も参考になった。こうしてみると洛星での講義はちょっと無茶だったと改めて感じた。その後、会食。杉本さんは座談も名手で…

は上之さんの所へ議論に行く。つららの生成の丁寧な理論解析には頭が下がるが、彼が一番気にしていたのは固液界面の温度のとびで、勿論非平衡系では一般に温度のとびがあるため、彼の理論がより自然に感じた。(後で樋口さんに話したら非常に興味を持って、…

水の記憶の話

樋口さん(前科学館長)も問題にしていた。雪氷学会で抗議をすべきという働きかけをしているそうだ。杉本さんはそういう公的な動きのほかに私的に意見を出すことが大事だというコメントもしていた。中沢問題の渦中に自ら身を投じただけに意見に重みがある。

研究会

は全体として期待はずれだった。自分の中で機が熟しているかと思ったがそういうことはなかった。佐々の話も生物物理のコンテクストでは今ひとつだろう。もっと非平衡一般の話として開き直った方がいい。