2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Strogatz

のSync(同期)を読む。昨日借りてきた本の一冊だが、読了。あまり期待していなかった割に読ませた。この本は同期現象の数理を著者の研究歴を通して書いた本である。最も興味深かったのは、まだ実績もなにもない大学院生だった彼がWinfreeのところに押し掛け…

久保公式

でLandauer公式を導く話の詳細を詰めようとして初歩的な所で詰まる。大筋は理解しているのだが、詳細は他人に話せる段階ではないことを痛感。授業のネタにしようと思ったのだが固体論が身についていない。

図書館

に行って何冊か本を借りてくる。1月に大佛次郎賞を取ったリービ英雄の「千々にくだけて」は9.11テロを題材にした小説なだけに期待したのだが、淡々とした記述にむしろ拍子抜けした。もっと緻密に書き込んでいると思ったのだが。

一山

越える。ずっとすっきりしなかったFluctuation theoremからJarzynskiへの道筋がとりあえず腑に落ちたので書き上げる。結局CrooksやMaesは今ひとつしっくりこないのでJarzynskiの考え方で熱浴を一つにして粒子としてではなく熱浴として扱うことにした。しかし…

相変わらず

悩ましいのだが、どうもCrooksよりJarzynskiの記述が一番すっきりしているように思う。熱浴を沢山つけないで、一個に簡略化して話をすればすっきりして見えるのではないか。ここで停滞して筆が進んでいない。

昼から

また会議。よく分からんので黙っていた。もっとも私が物理第一教室選出の委員なのか宇宙物理教室選出の委員なのかで混乱があったので、そこでは発言をした。

その後

Tさんのところへおじゃまする。9月からの仕事を昔やっていた人であるので、大雑把なアドバイスを受けに行った。話に聞いてみるとやはり大変そうである。折しも5月24日の東京の会議に出席されたしとのメールが早速来る。おいおい登録料を払った会議の最中では…

授業

は滞りなく。しかし突っ込み所満載の筈なのにすんなり流れてはいかんと思うのだが。

予定が

どんどん詰まっていって今年は身動き取れそうもない状態である。とりあえず名大の集中講義の日程を決めないといけない。しんどい一年になりそうなので7月はおとなしく日本にいて、その間に済ますか。しかしどういう構成にするのかをちゃんと考えておかない…

TA

の解答を手直し。しかしもう一つしっくり来ていないようだ。

全くもって

すっきりしない。こんなことではいけないのだが、理解が足りていないのだろう。打ち込もうとして待てよという事の繰り返しである。何も触れないというのもまずいし。

Coulomb3体のセミナー

難しい。数学的な結果をどう物理的問題に焼き直すか。

原稿書き

は進まず。それでも久しぶりに全部プリントアウトした。本ともなると全部プリントアウトしてチェックを繰り返すというスタイルが取りにくく、推敲が進まない。肝心なところはまだ入力していないのだが。

Theormodynamics for quantum engine

についてある人から尋ねられる。全然知らなかったのだが、業界では結構話題になっているようだ。意味があるのかないのか、とりあえず論文を読んでから考えることにしよう。面白そうではある。

セミナー

ワイン&チーズセミナーというところで喋ることになった。ポスターがちょっと素敵かもしれない。

9月

からのお仕事の役割分担案が来る。話に聞いていたのと分担が変わったのかな。どちらにしてもうまくこなせるかどうか分からない。

5月

の国際会議のregistration feeを払いに銀行に行く。要旨は金曜の11時半過ぎに送ったが、これは遅れた。

眠い

昨日夜中に目が覚めて、なかなか眠れなかったので眠い。

基礎論A

ではオイラーの公式に質問が集中した。まあ当然で、それをすんなり受け容れているようでは学生が意欲を失っていることになる。しかし焚きつけても、答えをうまく行わないと意味がない。

稲盛財団のパーティー

に参加する。実は京大で抜けられない会合があって、それを済ましてから都ホテルに向かった。意外と京大からは行きにくい場所なので散歩がてら歩いて行く。到着したら殆ど広中さんの話は終わっていた。パーティーでは今回、研究助成を受けた知り合いの方にお…

シンポジウム

の申し込み〆切が4月中と分かって急遽まとめる。メールの反応は遅いけど電話だと即決まる。一応講演者を6人決めた。領域11は若い人ばっかりになったが、領域12は大家の2人に(強引に?)お願いした。総計6人である。ちょっとバランスが悪い気もするが、…

授業

は恙なく終わったが、ボルツマン方程式の考え方はどうも学生さんには分かりにくいようだ。Q9で熱心に質問をしていた学生が熱心に聴いて、質問をしてくれた。こういう反応は嬉しいものである。

科研費

の交付申請書を書く。すぐ終わると思ったが結構時間がかかった。こういう書類を書くのは年々遅くなっているような気がする。

メール

をいろいろ書く。その中でレフェリーを速攻で一つ済ましたのは珍しくヒット。これほど読みやすく、これほどレポートの書きやすい論文は初めてである。だから今までで最速のレポートとなった。(その指摘が絶対に間違っていないという気楽さもある)。

混合性

についての部分を書くが、細かいところで混乱して時間がかかる。こんな形式的な議論はやはり要らないと思った。(鮮やかにぱっと示されると重要なんだという気にもなるが、すっぱり切り捨てたランダウは偉い)。

Q9

の説明。早川・武末の2人が説明したが結構時間がかかった。もうちょっと事前に打ち合わせをしておくべきだったと反省。質問は特定の人しかしない。そのうちよく質問する学生は熱心で優秀そうである。

操作者

をどうするか。(特に最近はやりの)熱力学では操作者を系と熱浴の外に置くが、この扱いは前から気になっていた。特に全系を断熱孤立系として扱う際に操作者を神の如く独立させてよいのだろうかと思う。(勿論操作者を外に置かないと非平衡状態を保てないと…

姥桜

と呼ぶに相応しいが, 未だに高野川畔の桜は咲いている. 例年桜の季節はちょっと遠回りして川縁を通って通学するのだが、今年は桜の満開時期にあまり高野川沿いに進むことはなかった。昨日、桜の季節も終わりということで川沿いに銀輪を進めると御蔭橋のちょ…

 課題研究

の準備。先週取り決めた通り、各研究グループが持ち回りで宣伝をする。我々は第一回ということで、そのスライドを作る。しかし卒研生は一月座っているだけで物足りなくないのだろうか。

原稿の推敲

光藤君から第二稿が上がってくるが、まだまだ完成には程遠い。全くもってGlenn Paquetteの講義を受けなかったのは勿体ない。それ以前の問題として何故キンクを扱うのかという問いに答えられなかったのは驚いた。ということでひとしきり議論をする。