2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

それから

程無く(2011年の春?)に止せば良いのにNatureにsubmitし、速攻で断られ、Scienceにsubmitし、ある程度の時間をかけてrejectされ、Nature Physicsに出し、断られ、の繰り返しで、(私自身の計算自体は大昔で思い入れもない事もあり)論文は何時しか忘却の彼…

しかし

サイズ分布の計算が話題に上る事なかった。ところが、2010年のこの会議でのNikolaiの発表が波紋を呼んだ。実際には彼の昔の研究を含んだ2008年のAnnaの発表に私の計算を加えただけだったのだが、私の名前のクレジットはなく、NikolaiによるとPaul Krapivsky…

その後、

この手の計算(もう一つ未発表のネタがあって、リング状に凝集するモデルもやはり分裂が小さい極限でべき分布になる)を実験的に意味のある文脈で拾ってくれる人を探しつつ、2008年迄は何という事はなく過ぎていった。ところが7年前にSt. Petersburgの会議で…

そもそも

この論文での貢献は1988年の修士論文を発掘し、著者のチームに教えた事に尽きる。実際、修士論文は4つの原著論文と1つのproceedings論文から成り、その提出後、博士後期課程に進む迄に新ネタに関するもう一つの原著論文を書き上げた。修士の頃は幾らでも論…

PNAS

に新しい論文をpublishした。PNASはIFが10近くもあるトップジャーナルではあるが、見ての通り、多数の著者がいて、私の貢献度はそれほど高くなく、それ程の達成感はない。しかしストーリー的には非常に面白いので記録として残しておく。