2005-01-01から1年間の記事一覧

予定

朝の授業後、研究会へ。終了後、名古屋に向かい、明日記念講演会に出席予定。

雑感

として個人的に嗜好が合わないのは別に構わないのだが、もうちょっと非平衡が生物物理の問題として捉えられる時期に来ているように思ったし、そういう発表が多いかと思ったが、そうでもなかったのは意外だった。もともと生物は非平衡の対象として固体物理、…

研究会

「一分子計測の統計力学」(仮名)に出る。物理の人の参加も多い。大澤さんが「生物は平面的で絵が多い。物理は絵で描けないところが面白い」と言ったのに同意した。しかし大澤さんの今日の話はあまりよくポイントが分からなかった。関本さんの話まで絵が多…

原稿書き

をまたやり始めた。記録に残すことを意識して11月の研究会報告をちょっと真面目に書くことにした。 とは言えすぐ終わるだろう。

長島セミナー

は非常に参考になった。彼の議論したのは星間ガスの非平衡ダイナミックスであり、二体衝突による冷却があるという意味では粉体ガスと基本的に一緒である。違いは光電効果などでダストの加熱があり、非平衡定常状態が自然と実現する点である。彼の発表の基礎…

原稿

を送る。今日に至ってもばたばた修正をしていた。まだ修正はありそうだが、とりあえずここでカットオフを入れる。原稿はここ(ps file=1.591MB)に置く。

京進

の事件には驚かされた。京都の塾での事件だから完全に他人事とは思えない。教師の犯罪では殆ど防ぎようがない。こういう犯罪はあまり記憶にないが、最近の小学生に対する事件の連鎖が止まらない。

原稿書き:

ダイエット作業によって5ページを4ページにする。関連した話は一切触れることができなくなってしまった。その分、ストーリーが一本道になって読みやすくなったかな。

読書感想文

の宿題が出たので、Betheの書いた本でも読もうかと思って家に持ち帰った。さて寝床で読もうと見ると本がない。朝になって長男が烏の如く本を集めていることを発見。ともかく本となると見境がない。まだ英語の本が読めるわけがないのだが。

アカデミックカレンダー

の変更が今年度からあって1月5日から授業があることになった。これもひとえに23日が休日になったせいか。全学共通のHPを確認して試験期間中の27日に授業ができることを確認したまではよかったが6日に授業をしないといけないとは思いもよらなかった。学生に嘘…

物理学会誌

の初稿がほぼ出来る。フォーマットもそれっぽいので中身があるように見える。量はちょっとオーバー。これからダイエットを図るか。期日内に送れそうなのはめでたい。ここで遅れると後のスケジュールが苦しくなる。

時間発展

はこういう描像でいいんだということを斎藤君に伝える。現象論としてはこんなところになりそうであるが、その有効性はシミュレーションと比較しないと駄目だ。境界条件も変更する必要がありそうである。

原稿

書きはちょっと進む。もうちょっと内から語りたくなるものが欲しい。

坂上さんのセミナー

狭い領域に閉じこめられた高分子の振る舞いを次元解析だけで論じて非自明な予言をしていた。尤もらしいけど信じて良いのかに一抹の不安がある。

バグノルドと剪断流

を巡る討論会を2月22日に開くことにした。講師は波多野さんと御手洗さん。こちらからも発表がある。しかしドメイン成長のスローダイナミックスの抽出はできそうでうまくいっていない。どこまで落とせばいいのかがはっきりしないし、流体方程式をダイレクトに…

原稿書き

をようやく始めるが全然集中できていない。

福岡伸一著

「プリオン説はほんとうか?タンパク質病原体をめぐるミステリー」(講談社ブルーバックス)を読む。BSE等のプリオン病の主原因が本当に異常プリオンなのか、何故タンパク質であるプリオンが伝染を引き起こすことができるのか、という素朴な疑問について最新…

市民オーケストラ

の演奏会。曲目はエグモント序曲、ブラームスの3番、ドボルジャークの8番。ブラームスの3番の3楽章とドボルジャークの8番の3楽章がよく似ていることに気がつく。まとめて聴く機会はあまりなかったので。

高校の授業

が無事終了する。相対論の話が分かりやすく、古典力学や(ブラウン運動や)統計力学の話が分かりにくいという感想を持たれたのは反省すべきである。なかなか大変であったが、高校生相手に授業をするのは楽しい経験でもあった。

 〆切

が重なりそう。放送大学は9月だから大丈夫かと思ったが3月末ということらしい。もろに非平衡と重なっている。

高校の講義ノート

を一応完成させた。ここ(638kb)に置く。これを高校生向けに話しているのは無茶な話である。

COE-PDF発表会

Xuさんの発表を聴く。去年の発表会では皆鋭い突っ込みをしていたのでちょっと心配していたが、今回は聞いた限りでは聴衆はおとなしい。Xuさんも質問らしい質問もなく無事終了。

 吉野さんのセミナー

パリではよく分からなかったが、ローカルなFDTによる応答とランダム平均をした後の滑らかな応答を求めてその違いを物理的に解釈して階段を描いたということを理解した。そうそう階段状の応答関数を陽に書ける物ではないと思っていたが納得した。セミナー後も…

朝青龍

7連覇。年間完全制覇に年間84勝。ここ12場所で11回の優勝、或いはここ14場所で12回優勝。今まででは双葉山の15場所で12回優勝というのが優勝率では抜群だったがそれを上回っている。まさに記録づくめ。西の横綱がいないとか大関が弱いというが、朝青龍が強…

一連の議論

は勿論、Mitarai and Nakanishi, PRL 94, 12801 (2005)で述べられていることに対する疑問、疑念に端を発している。またまとめとして書いてあることも御手洗さんとの議論によって得られたものであることは言うまでもない。その多くは当初から彼女が主張してい…

粘性発熱

がキーの一つか。通常の系では粘性発熱は無視することが多いが、MDで粒子が見えるような小さな系で速度勾配が大きな系では発熱は不可避である。エネルギー保存系ではそれを回避するために様々な策を弄するが、粉体系では衝突によって散逸するので定常化する…

ニュートン流体

の定義に議論の対象に移った。運動論による粉体ガスはNavier-Stokes orderでうち切っているが、Santos, Garzo and Duftyの定義に従えばニュートン流体ではない。単純剪断流で密度一定で流速が線形になってもニュートン流体ではない。いろいろ考えると眠れな…

高校の出張授業4回目

不可逆性と分子の実在を巡る話。冒頭にタコマ橋崩壊のムービーを見せたが、不可逆性と無関係に受けた。不可逆性といっても力学の可逆性と熱力学の不可逆性の話が念頭にないとすっきり聴けないだろうと思ったが、その点は予想通りだった。力学は前回マクロ系…

粉体ガスの定常解

の論文を見つける(Ben-Naim & Machta, PRL 94,138001). 高エネルギー側にエネルギーソースがあるときの定常速度分布はべきになる、というもの。予想通りだがきちんと示したのは面白い。しかし何で解析にソース項が入っていない。そもそもそんな物理系はある…

衝突

は3次元が問題なく動くようになった(國仲君の報告)。とすると今まで止まっていたプロジェクトのあれもこれも議論できる。少数自由度系なので熱揺らぎの効果をもろに見ることが出来る。弾性論の破れも見ることができる。回転、粒子同士の衝突も何でもでき…