捏造

が止まらない。黄教授の件は悪質であるが、日本でも阪大の学部生や東大の先生も含めて今年、捏造が多々明らかにされてきた。圧倒的に医学生理学分野が多いが、物理学においてもシェーンの捏造は記憶に新しいところである。(最近やっとNHKの番組を見ることが出来た)。捏造そのものには同情の余地はないが、ここまで多いと社会的に問題であろう。黄教授の件に関して言えば「背信の科学者たち」に詳細に紹介されている野口英世と重なって見える。そのような人物をお札に載せているのだからジャーナリストは同情的なのかと勘ぐりたくもなる。大澤さんが「Watson & Crickが出し抜いた先例にならって生物分野のモラルが低くなった」と言われていたが、おそらくそれはあたらない。より昔から捏造が多い分野だったのである。