名大

のアフォーマティブアクションには賛成できない。そもそも大学院生に女性があまりいないのに女性の採用を優先し、目標の数値迄女性教員を増やそうというのは思い切り男女差別である。目標の数値を設定するというのはいかにも官僚の好みそうなプランだが、能力だけを勘案して人事採用ができなくなる懸念がある。 


(補足)文部科学省の資料によると理学系では博士課程の在学者の男女比と助手の男女比は同率である。従って助手に関しては差別はないといっていい。助教授以上は勿論有意に女性が少ないが、それはかつて女性の博士が少なかったことと就職後に結婚、出産等で生産性が落ちることの2つの要因がある。何れにしても逆差別をする状況にはないし、そういう逆差別によって優秀な女性研究者が評価されないという逆の問題も生む。