しかし

サイズ分布の計算が話題に上る事なかった。ところが、2010年のこの会議でのNikolaiの発表が波紋を呼んだ。実際には彼の昔の研究を含んだ2008年のAnnaの発表に私の計算を加えただけだったのだが、私の名前のクレジットはなく、NikolaiによるとPaul Krapivskyに計算をして貰ったとのことであった。その場が凍り付くような雰囲気になったのは言うまでもなく、第3者から、後々でもどうなったと聞かれる始末であった。結局、Nikolaiが事情を聞いてきたのでAnnaに送ったファイルを再送し、そのクレジットを認めた形で共著として論文をまとめることになった。