Strogatz

のSync(同期)を読む。昨日借りてきた本の一冊だが、読了。あまり期待していなかった割に読ませた。この本は同期現象の数理を著者の研究歴を通して書いた本である。最も興味深かったのは、まだ実績もなにもない大学院生だった彼がWinfreeのところに押し掛けて共同研究をする件である。Winfreeは何故か共同研究をしない人だったらしく学生もいなかったがStrogatzをすぐ受け入れた点は驚くべき眼力である。(そういえばStrogatzの学生も少ないことに驚いた。日本が多すぎるのかもしれない)。また蔵本さんも主要な登場人物の一人として扱われていた。このような本を自ら関わった研究を通して書き上げられるという点に羨望を覚えた。