高校の出張授業4回目

不可逆性と分子の実在を巡る話。冒頭にタコマ橋崩壊のムービーを見せたが、不可逆性と無関係に受けた。不可逆性といっても力学の可逆性と熱力学の不可逆性の話が念頭にないとすっきり聴けないだろうと思ったが、その点は予想通りだった。力学は前回マクロ系(=不可逆系)を説明したので、ミクロな系で可逆であることの説明がすんなり頭に入ったかどうか。プリゴジンみたいなことを考えないとも限らない。高校の物理での熱力学の扱いは相当軽くなっているみたいなので、説明としてはちょっと苦しいものがあった。(昔の生徒でも)第二法則なんて知らないし、相対論みたいにポピュラーサイエンスの題材としてもメジャーではないというのを再認識。70分のせいか反原子論の前で終わってしまった。最終回の構成を練り直す必要があるかもしれない。