ケルン

ミュンスターからケルンへはSperlが車で連れて行ってくれた。しかし時折180km/hに達する運転は助手席に乗っていて怖いものであった。またケルンからゲッチンゲンへの手配は何もされていない事が分かり、仕方がないのでドームを観光しがてらケルン中央駅で翌日の切符を買った(ホテルの近くの駅は無人駅であり、ケルンでの切符購入に凄く時間がかかった事を考慮すると街に出たのは正解であった)。ドームは流石に素晴らしい。サンピエトロ寺院に匹敵するかもしれない。

ケルンのSperlのグループには沢山の人が居て、その殆どが実験家である事に驚いた。Thomas Voigtmannを含め、昨日は様々な人の話を聞いたが、印象に残っているのはmicrorheologyとplasma系の何れも理論解析である。今回訪問した処では何処でもそうだったが、とりわけSperlはSuzuki-Hayakawa, PRE 87, 012304 (2013)に興味を持っているようであった。また夕食の際に大学院生の派遣の話も出ていたが、実現すると楽しくなるだろう。

セミナーは基本コンスタンツのそれと一緒で問題ないと準備したが、上述のように実験家が沢山居るのは想定外で彼等には聞き辛いセミナーになったのではないかと反省しきりである。