Glastag

とは直訳したら「ガラスの日」となるが、基本Fuchs等が率いる科研費の集まりであり、その相互成果報告の機会であるように思われた。しかし、私を含めて何人かの外国人もいて50人余りの参加者の割にしっかりした研究会となっていた。

私の発表はバルセロナ同様、剪断粉体系のMCTの話であったが、その後にMDのデータも加わり説得力が増した事もあり、講演直後に割と多くの質問があった。また講演終了後の休憩では若い人に囲まれて様々な質問を受けた。ここまで一通りうまく行くと後は実験の実現性が問題になるが3次元の一様剪断は難しいかもしれない。実際の境界を導入するか、2次元的な系の底に凹凸をつけて回転させて剪断をかけるかが悩ましい事である。ずっと我々のMCTに批判的だったSperlも漸く我々の結果の有用性を信じるようになった印象がある。