PRL

エディターの訪問、ということで朝ホテルへ。それから九後さんを交えて議論、PTPの訪問。昼食の後、会議に2時間程トラップされている間に彼は南禅寺へ。

 Tea partyの後、彼のtalk. 聴衆は思ったより少なく質問も活発とは言えなかったが非常に面白かった。いきなり驚かされたのは、PRXの京都のレフェリーのスコア一覧を見させられたことである。一番上に2つ督促を受けた僕の名前があった。(他は勿論マスク)。ここ1年に11論文(そのうちの7が独立)を見ているようだ。数的にも一番多い部類であってスコアも最も良かった。よし目指せoutstanding referee、ということだが、まだ道程は遠い。Leggettは600程の論文をレフェリーしているそうだ。前、チェックした時、僕は延べ80くらいだったと思う。(もう90になったかもしれない)。レフェリーとしてそこそこ評価されているのは良かったが、JPSJのレフェリーとしてのスコアは良くないことも自覚している。やはり論文のクオリティに依る。空気読んで通せと言われてもね。(こちらもJPSJのレフェリーの査読基準がPREより遥かに楽だった記憶もないので)。

 本筋に戻る。彼のトークで次に話題になったのがAPS March meetingでも導入していたJ-indexである。被引用数分布がランキングのルートの逆に比例するのも面白い。考える価値がある。他にPRLはこれから査読を厳しくして、rejection rateを上げるとのこと。うーんショックだ。さっさと投稿しないといけない。中国の投稿論文の採択率が高いという学会理事会や学術会議に出されていたデータは大嘘であることも判明。誰が嘘をばらまいたのか。

 その後、九後さんを交えて夕食。今年のノーベル賞は小林・益川なんじゃないかという話題になっていた。