朝早く目覚める。日記を書いてから時間が余ったので散歩を兼ねて海岸まで出てみる。外気は涼しくひんやりとした感じ。高原に避暑に来たようである。早朝のせいか海岸には人気があまりなかった。日本では珍しくなった松林がずっと続いている。

 会議は相変わらず無茶苦茶である。最初から20分遅れで座長が登場。悪びれた様子もない。それどころかお爺さんに賞を渡していた。結局25分遅れで最初のtalkが始まる。じらされたせいか熟睡してしまった。ところが2つ目の講演がキャンセルされて結局セッションが終わったのは元のスケジュール通り。講演変更が聴衆に伝わっていないのがもどかしい。

 第2セッションではPoeshelの沢山の内容を詰め込んだ講演でスタート。反発係数の分布を論じたのはどういうモデルに基づくのかと質問したけどよく分からない回答だった。最後のgranular jetの話は新たらしい結果である。続いてPoeshelの共同研究者であるSaluenaの話。そこでは振動層のrippleを流体方程式に基づき解析していた。Undulationは出来ないと思うとコメントしたが伝わっていなかったようだ。逆にrippleがあれだけうまく再現できるということなのでViscoelastic fluidにすると殆どの現象の再現がうまくいくということかもしれない。その後の2つの講演がキャンセルで別の講演が一つ急遽入っていた。訳分からん。

 午後の最初のセッションは弾塑性論の構成方程式。形式的なGrekovaの講演はともかくMuthuwamyの講演はBehringerの実験とタイアップし、force chainsのバックリングが重要でダイナミックスに道を拓くものとして注目された。勉強する価値がある。最後のセッションはスライドを無視してロシア語を延々と喋るお婆さんの死にそうな講演があった。その後の講演も原稿の読み上げであったが、おばあさんの後では気の毒と思える程であった。

 夕食後練習。喉が渇く。しまった。