シンポジウムは部屋が狭く、後で会った多くの人が参加できなかったと不平を漏らした。午前中だから空いている大きな部屋があったにも拘わらず、収容しきれない部屋をあてがったのは学会事務局のミスか。盛況だからと言ってシンポジウムそのものに意味があったとは思わない。僕の講演も含めて全てが空回りしていたと思う。SSTを相手にしていると、小林よしのりの漫画「格闘お遊戯」に出てくる「絶対ま(負)拳」という拳法を使うキャラクターを相手にしているような錯覚にとらわれる。まあそれでも境界近傍のギャップや壁に非平衡の本質があることがより一層はっきりしてきたことは収穫といえば収穫。オーソドックスな講演をされた笹本さんだけが光っていた。シンポジウム後の後味は悪い。タイトル通り粉体のレビューをしてくれという声もあった。例えばこれ。済まん。