2011-12-30から1日間の記事一覧

「CIA秘録:その誕生から今日まで」T. ワイナー著藤田他訳(文藝春秋社)

CIAが誕生から今日まで如何に秘密工作に奔走し、その多くは失敗に終わった、ということを余すことなく描いた問題の書。SFとは異なり官僚的スパイ組織の宿命なのか、多くの失敗はある種の必然を伴っており、それが改善されることなく、最近のイラク侵攻のきか…

「ブラックホールを見つけた男」A.I.ミラー、阪本芳久訳(草思社)

1983年にノーベル物理学賞を受賞したチャンドラセカールの評伝。白色矮星の質量限界を示した彼の業績に対して、本題が適切かどうかについては疑問も湧くであろうが、原題がThe empire of the stars: friendship, obsession and betrayal in the quest for bl…

恒例の読書アンケート(みすず)