進行中

の研究テーマではdrag, stress avalanches, kinetic theory of attractive granular gases, MCT, generalized FT等があるが、最初の4つが粉体絡みである。Dragは最初の2ヶ月は順調に走ってほぼ今ある結果を出したが、その後が迷走気味で着地点が見えない状況である。最低点と思っていた実験結果の再現が出来ないのには困ったものである。一方で完全流体性もかなり限定された状況でしか成り立たない。一筋縄ではいかない。

Stress avalanchesに関しては過去の現象論を繋ぎ合わせればサイズ分布にrate依存性があるのは確実だが、過去の現象論でのノイズの取り扱いがスッキリと腑に落ちないのは困ったものである。考えると余計に分からなくなる。また2次元では平均場ではない振舞を示唆する結果が出ているのは面白いかもしれない。

MCTは漸く終わりが見えて来た段階である。尤も昨年の10月にレターに投稿した論文をproceedingsに回した事からすると進展は亀のようなものである。一方でMCTではない直接近似的に定常分布を求めて粘性率等を求める方法も見えて来たのは方法論的には面白い。しかし膨大な計算が必要なので如何に読ませる論文を書くかが問題になる。