Gordon Research Conference終了

で既にPortlandのホテルのチェックインして後は帰るだけ。ということで備忘録を兼ねて今回の出張がどうであったかを簡単にまとめておこう。

まずアメリカ入国の際に脇の部屋に連れていかれてぎょっとしたことを書かねばならない。だからどうという訳でもないが一人だけ別の部屋で調べられるのは良い気分ではなかった。

最初に訪れたのはWorcesterにあるClark UniversityのKudrolliのところだった。Kudrolliは昨年の滞在型の招待講演者の一人で2001年のPG2001以来の知り合いである。特に大槻さんとのcorrelationの計算に対応する実験を行っている唯一と言っても良い研究者であることから密なコンタクトがある。

 そこのコロキウムではジャミングの話をしたのだが反応はもう一つという感じだった。それより彼のグループの実験を全て見せて貰い、その緻密さと質の高さに感心した。また彼のグループのメンバー、特にAnki Reddyと仲良くなったのは良かった。彼はKumaranの学生として学位を取り、僕にポスドクの口の問い合わせをしてきた人物でもあるが、今は実験に分野を変えている。

 Worcesterに2泊した後、図々しくもKudrolliの家に一泊お邪魔をした。9ヶ月の赤ん坊がいるところで大層邪魔だったと思うが、KudorolliはCambridgeまでの往復2時間強のサイクリングにもつきあってくれて、また夕方には奥さんの友人が開いたパーティーにも何故か顔を出した。1泊した後、KudrolliにColby collegeまで連れて行って貰って何かなら何までお世話になった。途中前線に遭遇し、急な気温低下と日本では体験したことがないような前が見えない豪雨(霰)にあったことも記録に留めたい。

 Colby collegeに着いて最初に困ったのはネットワーク接続である。コンピュータにアンチウィルスソフトがインストールされていることが要求されているのは当然としてもウィルスバスターが登録されていないために接続できなかった。結局、free siteでmicrosoftフリーソフトをダウンロードして接続できるようになったが未だ釈然としないものがある。

 会議は合宿形式で9時から12時半までのmorning sessionと4時からのposter session, 7時半からのevening sessionから成った。Eevening session終了は9時半だったが、その後フリードリンクがおいてあるポスター会場で雑談や研究の議論に花を咲かせて、結局12時くらいになるのが常だったので体力的にはきつかった面もある。また昼食の後も突っ込んだ議論(実際、Nagelに我々のジャミング理論を個人的に説明し、いろいろ議論した)。そう考えると1ヶ月も研究会をする必要性には疑問があるな。