目覚ましをかけた時間より早く起きた。10時からBrilliantovと議論の約束であったので、ロビーで待つ。1時間10分程のこちらの研究内容の説明をした。逐一、殆ど全ての内容に興味を持っている様子ありありであった。CastellanosもTomasも興味を持ってくれて関係した文献を送ってくれるとのことである。今回の会議での発表は今までになく受けたと言って良いだろう。またPoeschelのところとLudingのところでポスドクの公募があるようだ。

Ludingの講演でcontact forceによる粉体の性質の違いをDEMで調べていたが、モデルが多々あって、展開が早すぎてフォローしきれなかった。Healingについて何をやったのかを理解する必要がある。いずれにしてもcontact forceの詳細とそれによるマクロな性質を調べることが今後の潮流になるだろう。次のTomasグループの発表は声が小さくポイントが掴みきれなかった。これもcontact force modelのDEMによる研究である。Castellanosの講演も似た感じであるがfractal aggegatesの力学的性質、ヒステリシス等を精力的に調べていた。後一つ休憩までに講演があったが、ここまでで聴講は終了して昼飯をかきこんでホテルを後にした。会議そのものは昨日の事件がなかったら非常に有意義で楽しいものであった。それだけに昨日の事件は残念であった。

飛行場には3時半前には着いた。予想通り飛行場には何もない。昨日の事件で何も買えていなかったので、絵葉書とコップを買った。税関の申告書の記入が面倒であったが、無申告のために意味がなかった。また持ち物検査の後にチェックインするのに(最初にフィンエアのカウンターに行くと後でと相手にされなかった)一向にサインが出ない。さすがにおかしいとたずねるともはや手続き終了で危うく乗り遅れるところだった。どうもRussian airとの共同運航でそちらの案内しか出なかったための不手際であったようだ。それにいしても不親切なシステムであり、早めに空港に来て長時間待った意味が全くなかった。