原稿

の改訂作業をしながら今後の展望を考える。粉体せん断系で波多野さんの仕事はコロイドガラス系の大槻・佐々と殆ど同じである。しかし大槻・佐々は理論では明示されていないものの小さい系でしか適用できない(筈)で、大きな系ではMCT的なものに移行する。大槻・佐々は秩序変数の取り方や同時刻的な描像も含めて主流派からは評判が悪い。一方で形式的に粉体せん断系のMCTを書き下すことができるが、それは波多野さんの結果とあまり合っているようには見えない。4つのアプローチはそれぞれ絡みあっているが相互にもつれた状態にある。