阪大川村研でのセミナー:

内容は斎藤君とやっている剪断流の話。シミュレーションと気体論による定常解の定量的一致、はねかえり係数のくりこみの有効性、一様剪断流の線形安定性等である。できそうでできていないのはドメイン成長のスローダイナミックスで、定性的な結果はともかく定量的に再現するのが難しい。密度でいえば安定なのは密度ゼロで、平均密度が設定されているためにパルス解にならざるを得ないということになっているが、数学的にダイナミックスをきちんと記述するのが難しい。(温度は断熱消去できそうだが、かえって複雑化するだけ)。

レスポンスはまあ普通(やや受けくらい?)。むしろ興味を持って貰ったのは月末から開始する微少重力実験かもしれない。セミナー後、九大名誉教授の阿知波さんも交えて随分喋った。彼は僕のD論の審査委員だったかもしれない。