北京の大気汚染

日本人ポスドクが春先に肺が痛くなって研究室に寝袋を持ち込み寝込んでいたそうだ。ましな日もあるが、スモッグが重く立ち込める日も多い。スモッグに乱反射されて未だ高い太陽が日没や朝のように真っ赤になって霞み、直視しても差し支えない状態だったり、そもそも見えなかったりする。ホテルは北京の西北部(中関村)にあり、辺縁の山も近いのだが見えない日も多い。というより暫くはその存在に気が付かなかった。天気が良い日はその山が見える。車や地下鉄に灰が積もったようになっているのを見るとげんなりする。