GCOEシンポ

が月曜から水曜まで3日間朝から晩まであり、全て出席した。一番驚いたのは研究室のM1の学生がポスター賞に輝き、南部先生のサイン本を得たことだった。彼は強い星の下に生まれついたのかもしれない。強運を生かすのは彼のこれからの精進次第だろう。

 講演で印象に残ったのは昨日の午後のセッションのお二人であった。青木さんの講演はさすがと思わせるものがあったが、もう一人の講演は正直なところ感心しなかった。科学を一般に伝えることは難しい。

 少し前の朝日新聞ブルーバックスの消長が書かれていたが、子供時代には我が家では禁書扱いであった。記事でも挙がっていた「ブラックホール」は私も含めて子供は皆読んでいたが、内容は思い起こしても際物であった。今のブルーバックスの方が質が高い分、トンでも科学読み物の楽しさがなくなったのだろう。真面目な正しい科学書では読者はつかない。