朝青龍

が引退ということらしい。いくら相手が○×とは言え、横綱が殴っては申し開きが立たないか。不世出の大横綱だっただけにこういう形での引退は残念である。彼の引退で相撲界に魅力的な人材は見当たらなくなった。

　貴乃花が理事になったということだが、あれだけ隆盛を誇っていた二子山部屋を崩壊させて、その後弟子の育成力のなさを満天下に知らしめている彼に何ができるのか。例えば、タニマチを排除してサポーター制度をぶちあげたためにどれだけの力士が去ったか。日本人力士の育成が必要と主張する割に自分の部屋では日本人力士に見切りをつけて外国人力士に頼っているのが現状である。せめて関取いや幕下力士でも育ててから何かを語るべきであろう。その薄っぺらさで改革とやらを実行すれば間違いなく相撲は崩壊する。（そもそも子供も遊びで相撲を取らなくなった現代では相撲は遅かれ早かれ衰亡の道しかないだろう）。しかし、彼が協会に残った最後の日本人横綱であることを考えると何れその双肩に運営を委ねざるを得ない。そのジョーカーを引かざるを得ない現在の状況は昭和３２年の出羽の海切腹騒動の頃より病根は深く、改革は難しい。