年末

に使うかもしれないので読書メモ。ブラッドフォード著「エリザベス」。言うまでもなく英国のエリザベス女王が自ら認めた形の伝記である。美談として描かれることの多いエドワード8世とシンプソン夫人の世紀の恋に対する悪罵に近い記述は興味深かった。エリザベス自身のスキャンダルは皆無なのだが、そのファミリーはチャールズ=ダイアナを筆頭に家庭生活がうまくいかずスキャンダルに発展するのはロイヤルファミリーのプレッシャーのせいか。ジョージ5世の予想より早い死で女王の夫になったウィンザー候フィリップの葛藤や、チャールズのエネルギーを集中させる目標が見つけられない焦燥は理解できる。取り留めのないメモである。