名古屋大学

レクチャーに参加。小林・益川講演会を聴きにわざわざ名古屋まで行った。(テレビでも見た記憶のない影の薄い)文部科学大臣の挨拶の後、前座で山脇さんと杉山さんが素粒子宇宙論を解説。杉山さんの解説が滅茶苦茶うまかった。そこで休憩の後、本番である。

 小林さんの講演はノーベル賞講演に沿ったものらしかった。秀才らしい緻密な良いレビューだったと思うが一般人(高校生)には難しかったのではないか。益川さんは驚くことに何も(時計さえも)見ず、マイクを両手で握り締めてそのままずっと喋っていた。途中、パリティ非保存のLee-Yangの話を2回やったのはご愛敬としても、それでほぼ時間通りに終了した。やはり頭の出来が違うのだろう。講演後の質問コーナーでも益川さんだけが面白い回答をしていた。その後、野依さんと近藤さん(高等教育院院長)が挨拶をして締め。

 それにしても5000人の応募があったということから小林・益川人気未だに健在である。