今BSで

フォスベリーの話をやっている。これは見たことがあるので再放送だな。言うまでもないがフォスベリーはメキシコ五輪走り高跳びで2m24を記録して金メダルを取った人である。そして背面跳び(フォスベリー・フロップ)の生みの親である。もともとベリーロールができずクラシカルなはさみ跳びしかできない不器用な選手だったがあるときはさみ跳びが反り返って殆ど水平になってしまった。それを繰り返しているうちに背面跳びを生んだ。また直線の助走を弧を描くような助走に変えたのも彼である。全盛を極めたベリーロールの選手は70年代末に最後の世界記録を作ったヤシチェンコやバイルシュミットを最後にほぼ絶滅してしまい、全ての選手は背面跳びを採用している。研究にも示唆的である。