Virginia Tech

の事件で、ある種の異常性が文章に現れるという報道が印象に残る。天才の名前をほしいままにしながら不可解な事件を起こして自死した三島由紀夫の文章からもその運命を予見させる異常性を窺うことが可能である。単に過剰演出をしているのか本心なのか分からない「仮面の告白」より少年法を逆用した犯罪を描いた「午後の曳航」にその異常性を感じる。