上の公募

に至るまでには長い歴史がある。その歴史についてはここ辺りが参考になるであろう。またそういった要望を受けて努力してきた前任者達の賜物である。考えてみれば統計力学非平衡のポストがいまどき増えるのは珍しい。例えば、僕が人環に赴任する前は冨田、川崎、宮下、武末の4人のシニアスタッフがいたが、川崎教授定年後は不補充であり、僕が基研に移った後のポスト(理学研究科に移籍)も少なくとも今のところは宙に浮いている。理学研究科では定員充足率を下げるために空ポストをすぐには埋めないという方針を出していた上に新教授の赴任に伴い必要なポストが生じるために、転出の後の補充が容易に出来ない状態である。実際、山本量一さんが工学部に移った後、補充できていないのが現状である。基研でこういうポストが純増したのはその意味でも奇跡に近い。