午前

は松井さんの原子核の話と佐藤勝彦さんの宇宙論の話。原子核の話は聴くたびに思うが非平衡物理の問題の宝庫だと思う。衝突で何故瞬間的に平衡化するか(オイラーになるか)は考える価値はある。ただ容易ではないだろうし、一般受けするかどうかは分からない。

 佐藤さんの講演では修士時代のテーマからインフレーションを含めて彼の研究史が浮かび上がった。いろいろと示唆的だった。(ニュートリノでエネルギーの99%が抜けてしまうため)超新星爆発の機構が理論的には分かっていないということは驚きだった。またPasta phaseの話はblockcopolymerとそっくりであった。またインフレーションを終わらすためにホワイトホールとそれに伴うベービーユニバースの発生が必然として導入されたことが分かった。前に東北大で話を聞いたときは完全に素人向けだったのだろうか。今回の方が伝わるべきことが伝わった、