大野さん

のコメントが多数来る。勿論、的確なコメントなので、それに沿って修正している。酷評ではなく、対応できる建設的コメントであるのが有難い。予想されたことであるが、線形応答理論についての注文が多い。歴史的に正しい記述は容易ではないが、改めてこの解説記事を読むとよく書けていることに感心する。Khinchinの本も改めて手に取って読んでみて、読み落としがあることを痛感している。久保論文が一見力学的な導出によって不可逆な現象を記述し、それに伴った諸公式を与えたことは混合性の帰結なのだが、やっぱりごまかされてしまう。