宿沢

氏死去のニュース。最初に記憶に残ったラグビーの試合というのが昭和47年の早明戦であった。この日はショーターが世界歴代3位でゴールした後、早明戦の中継に続いて移行した。既に試合は始まっており、明治がリードしており、その後も圧倒的に明治が押していたものの早稲田が逆転勝ちを収めた試合であった。聞けば3年間社会人チームを含めて無敗の常勝チームを率いるキャプテンが宿沢氏であった。また(その試合は見なかったが)、正月明けの4日に行われた大学選手権の決勝で明治1年の松尾(当時SHだった筈)がするすると抜けだし逆転トライ(13-12)を決め、早稲田の連勝を止めたのが実質的に宿沢氏の引退試合になった。彼は卒業後住友銀行に入社し、ほぼすっぱりとラグビーをやめたのが惜しまれていた。その宿沢氏が若くして急死とは驚いた。