午前

伊予大洲に行く。どうするか迷ったので初動が遅く、電車も少なくて松山に帰ってくるのが遅くなった。大洲の目的地は4つの櫓が現存する城である。大天守を復元したと聞いていたが、江戸時代の設計図と模型、それから明治の古写真に基づき良心的に復元していたのには感心した。おまけに現存していた2つの小天守の位置にある櫓と渡り櫓で連結されているので、珍しい複連結式が再現されている。(戦前には広島に三層の小天守を4基備えた大規模な複連結式があったが、おそらく木造で現在入れるここだけだろう。因みに伊予松山はより豪華な連立式)。肱川端に屹立する4層4階の天守は映える。