極端大仏率

に懐かしいネタがあったので書いておく。高2の終わりに文系か理系を選択することになったのだが、父親は「おまえは屁理屈がうまいから法学部に行け」という訳の分からないことを言い出し、どっちかといえば理系志望の僕が頑なに理系に固執するようになるきっかけを作った。ちょうど折も折、帰省していた兄が「お前はどうみても理系に向いていないと思う。理系に進みたいなら次の適性試験を受けて、適性があることを示してみろ」と曰い、出した問題の一つが極端大仏率に紹介されていたもの。残りは「今、宗教裁判にかけられているとして地球が丸いことを弾劾している聖職者に証明せよ」と「同じ状況で金を作り出さないと磔になるとしよう。金を作り出して見よ」は確実にあった。他にあったかは覚えていない。雨の問題は「速度によらない」と論を張る兄をうまく論破できなかったので失格。因みに横から顔を出した父も失格。地球の丸さについては、よく啓蒙書にあるマストの先から見えると云った話を出したが合格点を出して貰えなかった。どういう答えがよかったのかは不明。金の話は王水を使って溶かした金を電気分解で戻せばと云ったのだが、合格だったかどうか。因みに数日後の担任(英語教師)との面談で「君は英語ができないから理系だね」と言われて、心の中でガッツポーズを作ったのは言うまでもない。しかしその後、えらく苦労をする羽目になった。親兄弟の言うことを訊いておけば良かったのだろうか。