不祥事2件:

名大多元数理のCOE返上と東大のデータ捏造疑惑。前者についてはかなり前からいろいろな情報が入っていた。元々多元数理=俗称Polymathは英語表記では多元という文字は入っていない。これは初代研究科長の四方さんが文字通り多元数理をめざして得体の知れない、とても数学者と呼べない人を沢山集めて発足したが、その後、猛烈な反動があり、代数系の現執行部に「支配される」ようになった。四方さんの時代にも、そのやり方の批判を聞いたが、現執行部の批判というより真実は「語ろう応用数理」で何回となく機会を持った。実際、批判を抜きにして事実だけを追っても、確率論を含めた解析系の研究者が多元から放逐されてしまったことは明白である。従って退官した教授に特別講義を頼まなければならない程であった。また「数理」研究会の世話人達は(殆ど?)全て名大に籍を置き、逃げ出した人達であった。何故、申請段階で論文の虚偽報告を行なってしまったのかは分からないが、事実としてCOE予算の返上という汚点がついた。名大の数学の先行きは限りなく不透明である。