同志社

での計算粉体力学グループ会に参加。全部参加するのは実に久しぶりのような気がする。今回は講演者が物理学会のメンバーばかりだったし、興味深いテーマを論じていた。まずは波多野さんの話。みなさんに割と評判が良かったようだが、ちょっとレビュー部が長かったか。またボイドの話より、Hirschメカニズムの方が面白かったのにそっちが圧縮されて短かったのは(個人的には)構成上に不満を感じた。MDが出来たのに、理論は連続体限定で、もうちょっとというのは仕方がないか。学会講演をキャンセルしたというのはちょっと残念。

荒木さんと山本さんは図らずも殆ど同じ話だった。流体中のコロイドのシミュレーション。山本さんは荷電コロイドも議論していた。懐かしい題材で、いろいろコメントしてしまった。今、こうした題材が注目を集めて様々な研究が進行しているのに、その先駆け研究をした市來君はどうしているのやら。彼らが示した応用例は殆ど頭の中にあったことで、尚かつ流動層も議論できていたのだから、現在、市來君が注目を集めていても何もおかしくない(実際Ichiki-Hayakawaの引用はちょっとづつ一定の割合で増えている)。彼は真面目すぎたのであろう。