2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

接線方向の反発係数

は既に知られているのではないかという指摘があったが、充分新しい内容を含んでいる様なので一安心。ドイツでLudingあたりに最新情報を聞く必要がある。

永弘君のD論

を受け取る。なかなか立派であり参考になる。ここでセミナーをしたことは彼の役に立ったのであろうか。少し改善があったように思われる。

ロングタイムテール

のノートを書く。ラフスケッチという感じで今までみたいにきちんとしていないし、texノートは置かない。明日の時間がどれだけ余るかによる。

レフェリー

懸案のレフェリーをえいや、という感じで書き送る。これは断った方が良かったかも。もう2つのレフェリーは問題なく送る。

Zhaoさんのセミナー

Consistent order extended thermodynamics(COET)の話。境界層の扱いは基本的にNishino-Hayakawaと同じ。しかし論じているのは定常熱伝導系であり、本来Navier-Stokes orderで充分である。これはバルクで無理に緩和時間を定数扱いしたためにCOETを論じる必要…

日仏セミナー

のプログラム他が送られてきた。9月の末にあり、帰ってきてすぐ西宮シンポジウム(サテライト込みで5日間。もう学期が始まっている!)、その前には物理学会があり、なかなかハードだ。物理学会が京都でなければ学会をパスしてヨーロッパにもうちょっとい…

Waltonの式

予想通り齋藤君が線形バネ系でWaltonの式を解析的に導いた。計算機のコードに打ち込んだ通りに微分方程式を解くと解析解が得られて、その結果はWaltonの式そのままである。今まで誰も明示的に指摘していなかったので一つの結果である。線形バネでは現実味が…

多体効果

には今まで意図的に目をつぶってきたが、まとめる段になるとそこではたと手が止まる。経験上、多体効果は1/fに寄与しないと思うがその効果を抑えておく必要がある。

 ぼけ

そうか。わざわざ笑いを取るために試験を受けたのか。ところで試験での不正行為は最近少し減っている気もする。5−6年前は取り締まる役だったから3時間以上かけて犯人を落としたこともあったし、証拠のカンニングペーパーを持って走って逃げた犯人を追いかけ…

ドイツ

さすがに落ち着かなくなってきた。ホテルのbillというのがcredit cardを含むかどうかを尋ねたところOKとのことで一安心。今回はとんぼ帰り。いろいろ予定が詰まっている。

1/f

は半歩前進。勘違いがなければストーリーは出来上がる。学会の予稿もあるのでさっさとまとめよう。

応力

脱力系の話をもう一つ。某学生とストレスについてちょっと話をしていたら応力のことが分かっていないようだった。そこで応力は何かを聞いたらおもむろに電子辞書を出し、広辞苑の記述の説明をし始めた。おまけにその説明がおかしい。一体ストレスの一つも分…

試験

合格率を上げるために殆ど予想問題通りの問題を出した。採点はまだだが普通の出来のようである。所定の合格率は達成したか。(追記:半分程採点してみたところ思ったより出来ていないのでがっかり)。試験には大幅に遅刻してきた3回生の学生がいた。定期試…

YKIS2007

をどうするかという話が持ち上がる。どうなるか分からないが。

ランダムウォーク

の課題がやっとできたようだ。簡単な問題だが(適切な)本を見ないとなかなかできない典型か。

授業

線形応答の熱的摂動(森さん)と解けるモデルによるランジュバン方程式の導出(Zwanzig)を紹介。ランジュバンは振動子が連続分布をしているとメモリー関数がマルコフになることを示した。学生もくたびれてきたのか反応は今ひとつ。後一回は射影演算子と時間…

高校の出張授業

の依頼が昔あって連絡がなかったが、今日ほぼ正式の依頼があった。10/29、11/5、11/19、11/26、12/3の朝に行うことになりそうだ。なかなか大変である。テーマをどうするかも吟味しないといけない。(パワーポイント系のビジュアル講演がいいのか、黒板に書く…

TA

の送ってきた授業中に出した問題の解答を見ていたら胸焼けがしてきた。やはり自分で全部やらないと駄目というのが結論か。TAのトレーニングという意味もあるのだが。

学会ネタ

とりあえず一歩前進。ちょっともっともらしくなった。これ以上真面目にやると面倒なのかもしれないので見極めが大事かもしれない。さっさと論文を投稿して他の事に集中した方がよいかもしれない。もともとそんなに大した話ではないので。(そういうのをスル…

議論

その後、齋藤君を交えて回転効果の議論をする。モデルに異方性があるとBabicの示したcouple stressが消えるという条件から逃れられるので、回転が本質的な役割を果たすだろう。我々の方は定常解では昨日みつけた論文で尽きている可能性もあるので、transient…

南君のセミナー

TDGLと弾性場のカップリングという西森さんがやっていた古典的ネタの拡張。小貫さんのアイデアで弾性場を線形から非線形に拡張し、その結果dislocation dynamicsのシミュレーションが可能になった。2次元の滑りの他に3次元のループはデモとしては見応えがあ…

Alam

以前からメールで議論をしていて、インドでも会ったAlamはしばしば似たような論文を書いているが、今回もgranular shear flowに関して似たような論文を書いていたことを発見した。似たようなDEM(or MD)も発見。ちょっとまずいかもしれない。しかしあまり反響…

Non-Markov

やはりnon-MarkovではFokker-Planck typeの方程式は立てられない。早くも甘い目論見が崩れた。とすると春の扱いに近いやり方しか思い浮かばない。それで行ける処まで行くか。

昼食会

では武末さんがGiardina and Kurchan, J. Stat. Mech. (2005)P05009の紹介をした。1次元格子熱伝導で運動量保存があっても(なくても)Fourier lawが成立するというモデル解析の紹介。どちらかといえばゲージ場のある系の伝導問題を考える方に主眼をあてた…

授業

再来週の出張に備えて来週に期間外試験をすることにしたので今日が最終講義であった。内容自体は消化していたのでレポート問題の解説等にあてた。試験前のせいか、いつもに比べて熱心に聞く学生が多く、終了後30分近く質問攻めにあった。普段からその位の…

学会ネタ

は殆ど春眠暁を覚えずから夏になってもまだ眠りっぱなしであるが、勘違いでなければ出来そうな方向性が見えてきた。前に書いた論文が解析に有効かもしれない。しかし読み直すとよくわからない。想定通りだったらそこそこ面白いのだが、想定通りに事が運ぶこ…

電気伝導

に関して清水さんから指摘を受ける。どうも彼は導出の方法論として久保-Landauerの公式という使い方をしているように見受けるが、僕は結果を久保公式、Landauer公式と呼んでいた。そのあたりで用語の使い方が多少違うことに気がついた。しかし専門家が指摘し…

量子力学特論

私の非平衡統計の講義は山田耕作さんの量子力学特論に繋がる。線形応答理論を実際に輸送問題にどう適用するかということは、山田さんの講義を聴けば自然に理解できるであろう。Green関数の方法は私も4回生の時に阿部さんの本とかで勉強したが、その後量子系…

就職

ある若手の研究者から大学への就職の報せがあった。彼は将来を嘱望されていた若手なので早晩就職するとは思っていたが、こんなに早いとは嬉しい誤算であった。就職したらいろいろ気が散ることも多くて大変だろうけど益々彼が活躍することを切に願ってやまな…

次男

がまた発病した。雨中に少年野球にかり出され、午後に冷房が効いた本屋にいたのが原因かもしれない。ともかく弱い。この間の日曜も練習中に軽い熱射病にかかり早退した。野球が合わないのか体力がついていかないのか。どうすべきか考えないといけない。