今日は

レフェリーレポートを書いて、少し物理の議論をした位で余り仕事をしていない。(専ら滞在型準備の)メールの処理は大量に行った。2日前の朝に満開だった桜は、このところの猛暑と昨晩の雷雨ですっかり葉桜になっていた。学生との晩飯も最後。結局、キャンパスの中では全て奢って貰った事になる。

実験室の訪問

午後は一寸休憩した後、後回しになったレフェリーの論文を読んでいた処、実験室見学のお誘い。粉体の実験室は粉が飛んで不衛生なのが常だが大きなphoto-elastic disksを使っているので衛生的。幾つか面白い実験があった。その後、バケツをひっくり返したような夕立があったがすぐ止んだ。夕食は何時もにまして早い。

講義終了

最終日はグダグダで終わってしまった。ランダムウォーク再帰時間と雪崩のサイズ分布の関係の説明が難しい。ただでさえ余り練られた説明になっていないのに、普段、そこを飛ばしていて理解が曖昧になった処でちゃんと復習しなかったのは失敗だった。前半の方がきっちりと準備したので出来が良かった。自分でやった処は甘く見た面もあったし、準備が息切れになった面もある。貴重な講義の機会に勿体無い事をした。

講義2日目

1日目の進みが遅く、用意したものを全部話せないと思い、構成を一寸変更した。当初はKinetic theory=>FT=>MCT=> one-body non-Gaussian noise=>jamming=> avalanchesだったが、それをKinetic theory=>FT=>MCT=>jamming=> avalanches=> one-body non-Gaussian noise にした。非ガウスノイズは独立した話題なので時間がなければスキップしようとした訳である。ところが, Chapman-Enskog theoryから始まり午前中にFT迄終え、午後はMCTjammingを比較的早く終えてしまった。そうすると明日の午前中(時間内)に全部話し終える事は何とかできそうだ。しかしJie Zhang以外の質問がなく分かっているのかどうか。どちらにせよ後は最近も話したスライドを使うので峠は越えた。

講義準備

一日講義がない日があったのは助かる。初日の講義を見て準備したものを修正する事と準備が間に合っていなかったパートをまとめ直す事が可能になるからである。取り敢えずjammingのreviewの部分を用意した。余り突っ込み過ぎず、さらりと概要を説明できる分を用意出来たのは良かった。それと今迄、我々がやって来た研究と繋げる事が可能になった。但し、どうやっても時間が足りないようなので、この調子だと非ガウスノイズや乾燥摩擦のまとまった話をカットする事になりそう。どうするかは相談して決める。

暑い

それもその筈で28℃になるとか。春を通り越して初夏の趣。昼食の時間帯は日本より早めの11時半過ぎのようだ。道理で昨日12時半近くに行ったら人影がなかった筈だ。その後でeast campusのbotanic gardenに行った。落ち着いた感じの良いgardenである。学生が馴染んで来て色々話が出来たのは良かった。学位取得のために要求されるのが論文2本にimpact factorの和が6以上、とのことで京大よりずっと厳しい。中国らしいと言えばらしい。